テクニカルチャートで比較する!
テクニカルチャートは人によって何を使用するかは様々かと思います。
ただ、下記で比較しているテクニカルチャートは、
一般的によく使用されているテクニカルチャートを比較しています!
各ネット証券のテクニカルチャート比較一覧表!
証券会社名 | 価格帯別出来高 | ボリンジャーバンド | MACD | ストキャスティクス | RSI |
SBI証券 ![]() |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
マネックス証券 ![]() |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
楽天証券 ![]() |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
松井証券 ![]() |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
カブドットコム証券 ![]() |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
GMOクリック証券 ![]() |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
岩井コスモ証券 ![]() |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
エイチエス証券 ![]() |
× | ○ | ○ | ○ | ○ |
むさし証券 ![]() |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
テクニカルチャート解説
そもそもこのテクニカルチャートは何故利用するのか?
ということですが、テクニカルチャートを利用することで知りたいことは、
その銘柄、株の売り時、買い時を図るためです。
ただ各テクニカルチャートには得手不得手がありますので、
ここでは各テクニカルチャートについて簡単に説明していきます。
各テクニカルチャートが大体どんな働きをするのか、参考程度になればと思います♪
価格帯別出来高
価格帯別出来高とは、一定期間の株価の価格帯ごとの出来高を表示します。
チャート左右に表記される、棒グラフがこの株の出来高で、
その時々における取引の出来高(取引された株数or取引金額)が表示されています。
この表示によって、どれぐらいの人がその株を買ったか、売ったかがわかり、
その指標から株価の上昇、下落を読むことができるチャートです。
ですから、この価格帯別出来高を参考にすることで、
株価の上昇・下落を読む一つの指標とすることができるというわけですね。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、乖離系指標といわれ、
これは移動平均線から上下に表示される2本の補助線からどれくらい乖離しているかで、
株価の「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断する時に使用する統計学に基づいたチャートです。
このボリンジャーバンドの使い方としては、
下記チャートの移動平均線の上下に表示されている赤線と青色の線と、
移動平均線である緑線に注目していきます。
実はこの赤線と青線の間で株価が収まる確率は95%といわれています。
ですから、これら2本線から飛び出した株価は、また線内に戻る確率が高いといわれ、
そのタイミングで売買すれば、良い結果を得られる確率が高いというわけですね。
また下記チャートの白丸部分のように、株価が赤線と青線から飛び出し、
これら2本線の幅が大きく離れるタイミングがあります。
これは急激な値動きの時に見られ、
このタイミングこそが買いのタイミング、買いシグナルであるともいわれています。
MACD
MACDは相場のトレンド+売買するタイミングをチェックできるチャートです。
チャート下部に表示されているのがMACDですが、
緑線 | MACD |
赤線 | シグナル |
赤と青の棒グラフ | Oscillator(OSCI) |
使い方の一例としては、Oscillatorの部分に着目してもらい、
下部チャートであれば、赤の棒グラフの時は売り、青の棒グラフの時は買い、
といった判断をすることが出来ます。
分かりやすいチャートではありますが、
反映されるまでにやや時間がかかるのがデメリットですね、、
ストキャスティクス
ストキャスティクスは、株価の「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を見ることができる、
オシレーター系テクニカルチャートです。
チャートに表記される指標は、%K=短期線、%D=中期線、%SD=長期線です。
これらの指標と売買水準の%(下記チャートのピンク色の線と青色の線の部分)を絡め、
売買タイミングを見ていきます。
下記チャートを見てもらうと「Fast」「Slow」、
2種類のストキャスティクスが表示されていますが、これらは使用する指標が各々異なります。
Fast | %K(緑色の線)と%D(赤色の線)を参考にする |
Slow | %K(緑色の線)と%SD(赤色の線)を参考にする |
そして、これら2本線の動きと売買水準から、
買い時、売り時を判断していくというわけですね。
ちなみに売買水準ですが、
下記チャートに平行線で引かれた線が売買タイミングの水準となります。
売り時 | 売買水準が80%以上(ピンクの線以上の場合) |
買い時 | 売買水準が20%以下(青色の線以下の場合) |
また下記画像では、FastとSlowの2種類のストキャスティクスが表示されていますが、
「Fast」は動きが激しく見にくいかもしれないので、参考にしやすいのは「Slow」のほうでしょう♪
RSI
RSIは、Relative Strength Index=相対力指数ともいわれ、
過去の株価の値動きを参考に、株価の上昇・下落を表してくれるチャートで、
売られ過ぎ・買われ過ぎを見ることができます。
一般的には、指標が70%以上で売りのタイミング、
30%以下で買いのタイミング、といわれており、例えば下記チャートで見ると、
売りのタイミングが青丸部分、買いのタイミングが赤丸の部分となります。
ただ、白丸部分のように、急激な株価上昇が合った時には、
チャートとしての機能が失われる側面もある(チャートが100%のまま張り付いた状態)、
急騰・急落時には使えないといったデメリットがあります、、
ですから、株価が緩やかな上昇・下落時に利用すると良いテクニカルチャートといえるでしょうね。